|
この日は、西東京代表を決める地区大会の第1回戦が行われようとしている。 第1試合は、聖都高校対港南高校の1戦が行われる。 優勝候補として見られている聖都高校を見ようと、各高校の偵察部隊も訪れていた。 しかし、その偵察部隊の面々からは、驚きの声があがる。 そのマウンドには、背番号10の選手がバックスクリーンを見上げながら大きく息をしていた。 ボールを優しくこね、グローブをはめ、ロージンを手に取る。 バッターも、バッターボックスに入り、ギンッと鋭い目つきで背番号10を睨みつける。 審判「プレイボール!!」 審判からプレイボールの声がかかる。こうして、暑い高校球児のぶつかり合いが始まった。 ズバァァンッ審判「ストライクバッターアウトォ!」時間がたつのは早いもので、早くも9回に突入しようとしている。 港南高校のスコアボードには右から左まで綺麗に「0」の数字が並んでいる。 一方の聖都高校は、4回に打者一巡の猛攻をしかけ、7点奪っているようだ。 9回のマウンドにも、背番号10が颯爽と向かう。 余裕を持ち、ロージンをポンポンしながら、捕手と打ち合わせをしているようだ。 ウグイス嬢「7番 ピッチャー 山田くん」 9回表の港南高校の攻撃は7番から始まる。 背番号10は、初回とほとんど変わることのない球威でぐんぐんバッターを押していく。 港南高校の9回表の攻撃は、わずか9球・・・。5分で終わってしまった。 ウゥゥゥゥゥゥ〜ウ第1試合終了のサイレンが鳴り響く。西東京代表決定戦の開幕試合は7−0という結果で終わった。 背番号10の選手が部員から、いつもより盛大な歓迎を受けている。 マスコミも、この背番号10にインタビューを開始する。 試合が終わったというのに、球場からもまだ騒がしい声が響き渡っている・・・・・。 聖都高校野球部の面々はその後、一度学校に帰り軽く調整をした後、各々の家に帰った。 小波はというと、家に着いて早々、まだ3時だというのに、テレビにかぶりつく。 はたから見れば、相当のテレビ大好きっ子だ。 しかし、試合で疲れたのであろう・・・。小波は、すぐさま深い眠りについてしまっていた。 小波が目を覚ますと、そこは、自分の部屋のベッドの上だった。 多分、親かなんかがここまで運んでくれたのであろう。 時間を確認すると、夜11時になろうとしている。小波は慌てて飛び起き、リビングに向かって走った。 リビングにつくと、すぐさまテレビをつけ、スポーツニュースを見はじめた。 アナウンサー「ということで、見事完全試合を達成した聖都高校小波くんのインタビューでした。」 そう言うと、CMに入ってしまったようである。 小波はテレビの前で呆然として座るしかなかった・・・。 このニュースをどれだけ楽しみにしたことか・・・。 3時からテレビにかじりついたのは何のためか・・・。 小波はショックのあまり、そのままそこに寝転んでしまった・・・。 しかし、その寝顔には満面の笑顔が広がっていたようである。 その後も、大会は順調に消費され、残すは決勝戦のみとなっていた。 ちなみに、その後の背番号10の登板はなかった。全て背番号1が貫禄のピッチングを見せていた。 東東京では、暁大付属高校がパワフル高校を破り、7年連続の甲子園を決めた。 そして、その暁大付属高校の面々も見守る中、聖都高校対騎城高校の戦いが行われようとしていた。 |
| 広告 | [PR]冷え対策 花 再就職支援 わけあり商品 | 無料 チャットレディ ブログ blog | |